ココア農園から美味なるチョコレートへ

ほろ苦く甘いチョコレートはおなじみの存在ですが、可憐なカカオの花やカラフルなカカオの実を目にしたり、新鮮なカカオパルプ(果肉)で作られた甘酸っぱいスムージーを味わったりする機会のある人は多くありません。

ダクラク省はカカオ栽培に最適な土壌と気候条件に恵まれているため、ベトナムで最高のココアを産出しています。

この地ではカカオ豆栽培の経験が何世代にもわたって受け継がれており、ダクラク省に大きな強みをもたらしています。同省のカカオ栽培面積は1,140ヘクタールに及び、年間1,525トンを収穫しています。カカオの大規模栽培地域としては、エアカール(Ea Kar)、エアスープ(Ea Súp)、クローンアナ(Krông Ana)、エアフレオ(Ea H’leo)の各郡が挙げられます。

カカオは果樹や林木との競合が少ないため混作に適しており、農家にとって貴重な副収入源となっています。実が十分に熟すと収穫され、発酵工程へ進みます。その後、乾燥、焙煎、粉砕を経て製品へと仕上げられます。「ユニーク」と評価される上質なココアは、ミディアムボディでフルーティーなプロファイルを持ち、フレッシュなプルーンの風味、赤ワインのような酸味、ナッツのような後味の中にスターフルーツのスパイスのニュアンスを感じさせます。

fam

ダクラク省クローンアナ郡エアナ社タンティエン村107号にある、2007年設立のナムチュオンソン・カカオ社(Nam Truong Son Cacao Company Limited)のカカオ農園を視察するベトナム国家観光局のファムトリップ視察団(写真:TITC)

「豆は違えど、工程は同じ。スペシャルティコーヒーと上質なお茶のハイブリッド体験。選りすぐりのカカオ豆をフィルターコーヒーのようにハンドドリップし、一日中楽しめる低カフェインの極上な一杯をお届けします。」

ナムチュオンソン・カカオ社は、ダクラク省の数ある観光スポットの一つです。訪れた人はカカオ園を見学し、青い実や熟したカカオの実を自分の目で見て直接手に触れ、収穫方法や魅力的なチョコレート製品への加工プロセスを学び、農園直送の「ファーム・トゥ・テーブル(農園から食卓へ)」の製品をその場で味わうことができます… 

cccc1

たわわに実るカカオ園(写真:TITC)

cc2

cc3

たわわに実るカカオ園(写真:TITC)

cc4cc5

…農家が収穫し、カカオの実の中にある小さな豆を取り出します…

cc5cc6

…美味しいココア製品へ加工したり……お土産にぴったりなほんのりほろ苦いチョコレートに仕立てたりします(写真:TITC)